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宇宙兄弟 最新 399話 ネタバレ&感想 前例のないミッション

2023年4月13日発売の

モーニング 20号に

掲載されている宇宙兄弟 399話

ネタバレ&感想になります。

 

第399話 人に伝えること

内容ネタバレ

 

早朝JAXAへと呼び出されたせりかは

星加からある頼み事をされることに。

 

それは今回六太達が行うミッションについて

南波家のご両親に少しでも安心感を持ってもらうため

同じ宇宙飛行士であるせりかから

伝えてもらう方が信頼してもらいやすいと

考えた末の事だった。


星加からの頼みを受け入れ

南波家へと連絡を取ったせりかは

感情を出すことなく

淡々と今分かっている事を説明する。

 

発表はまだなんですが・・・

実は六太さんたちが乗っている帰還船で

トラブルがありまして・・・と。

 

せりかから詳しい話を聞き

両親はそれがどんなミッションなのか

そしてそのリスクの高さを理解し

特に母は不安が表情に表れていた。

 

そしてせりかは語る。

前例のないリスクを伴う

ミッションであるということもあって

こういった場合万が一のことを考慮して

兄弟などは分ける方向で考えられます。

 

JAXAでは分けたほうがいいのではないか・・・

その可能性も残して

ご両親のお考えをお伺いしたく

連絡をさせていただきましたと。

 

そんなせりか、ひいてはJAXAの説明に

父はもし二人を分けるとなったとき

どちらを残しどちらを行かせるのか

我々には選ぶことはできませんと返す。

 

それならば六太と日々人が選ぶままに。

私達は兄弟二人が宇宙に行った時から・・・

考えられることは全て覚悟してきたつもりですと。

 

そして母はせりかに二人に

ちゃんと帰ってきなさいよって

伝えてほしいと頼み・・・。

 

その頃六太達は少しでも体力を回復させるため

それぞれ眠りについていた。

 

しかし六太はミッションの事が

気がかりなのかなかなか寝付けず

さっさと寝てしまった日々人に

何か言いたげな目を向けていた。

 

酸素が足りていないこの状況で

よくぴーすか眠れるなこのヤロウ・・・。

俺なんて時々息止めたりしてんだぞ・・・!と。

 

そう思いながらもさっさと自分も

寝なければいけないと改めて眠る準備に入る。

 

船外活動で集中力が途切れたら終わりだぞと

なんとか眠ろうとする六太。

 

しかし目を瞑ると同時にこれから挑む

未体験の無重力EVAのことが脳裏によぎり

心臓の鼓動が早くなり始める。

 

それでも大丈夫、なんとかなる!と

気を落ち着かせて休もうとする六太だが・・・。


一方その頃NASAでは

六太達がこれから挑むミッションの

シミュレーションが行われていた。

 

アルタイルをメドヴェージに見立て

メドヴェージ側のハッチを開けたところから

シミュレーションが開始。

 

アンディとカルロは宇宙服を着こみ

プールの中へと沈み始めるが

ソユーズまでの距離を見て

その長さに困惑していた。

 

距離に関してはどうやら余裕を見て

長めに設定してあるとのことだが

問題となるのはソユーズとオリュール

それぞれの太陽電池パネルだった。

 

ここでは再現していないが

実際には4Mの太陽パネルが羽を広げており

機体をあまり近づけて接触でもしたら

どう動くか予測できず

太陽パネルが破損する恐れがあると。

 

太陽パネルがなくてはそもそも電力不足で

月から帰還する事すら不可能になるが

カルロはこの距離じゃ流石に

恐怖感が勝つんじゃないか・・・?と考えていた。

 

シミュレーションを開始する前

エディから説明があった。

 

どうやってソユーズに移動するか・・・。

本来なら命綱と推進装置が必要だが

もともと無重力環境でのEVAは

全く想定されていないこともあって

帰還船には本格的な用意がない。

 

命綱は130cmのが二人分

推進装置は六太が月面で使用した

ジェットアームが1セットあるのみ。

 

最初は二人共ハッチのハンドレールに

テザーを繋ぎつつ外に出る。

 

体勢を整えたらテザーを外して

メドヴェージの外壁を蹴って

ソユーズへ飛び移るのだと。

 

所定の位置に立ち体勢を整えた二人は

ソユーズへと移動シミュレーションを開始する。

 

まずアンディが船体を蹴り

ソユーズへと向かうもすぐ失速したのを見て

カルロはまあそうなるよねと

ある程度予想していた。

 

無重力は真似できても・・・

水の抵抗まではなくせない。

宇宙でやるのとは感覚がまるで違うと。

 

そして続いてカルロも船体を蹴り

ソユーズへと向かいながら考える。

 

このシミュレーションで

得られることはあるのか・・・?

 

六太と日々人に

伝えられることはあるのか・・・?と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回の話から今回のミッションが

どれほど難しいのか分かったつもりでしたが

思っていた以上に厳しいみたいですね。

 

前例がなくかなりリスクが高い

ミッションに挑むにあたって

何よりも大事なのがシミュレーションなのは

誰が考えても当然のこと。

 

しかしここで前例がないという部分が

かなり厄介な所のようで

カルロが感じていたように

シミュレーションそのものが

意味があるのかすらわからない状況のようです。

 

まあ、カルロの言うように

宇宙空間での無重力は再現できても

水の抵抗は宇宙にはないわけですし

そこがネックになるんだろうなと。

 

出来ることならば同条件で

シミュレーションを行うのが

いいに決まっているんですが

実際にそうできる設備もないわけで・・・。

 

ともあれ今の状況を見るに

これからやろうとしている事は

粗方理解したものの

成功率は決して高くなさそうです。

 

というよりも今のままだと

ほとんど一発勝負になりかねないかも。

 

そんな危険度の高いミッションに

息子を送りだすことになった両親ですが

父のほうは覚悟を決めているような感じ。

 

しかし母のほうは

不安が顔に表れているのもあって

その心境を思うと辛いですね・・・。

 

父もそうだとは思いますが

やっぱり息子達には危険な事はしないで

無事に戻って来てほしいのは

考えるまでもないことですしね。

 

それを両親に伝える役目を務めた

せりかもまた色々思うところはあるだろうなと。

 

ともあれ今はミッションに当たって

少しでも有益な情報を六太達に

送ることができるかどうかに懸かっているので

エディやカルロ達にはなんとしてでも

役に立つ情報を得てほしいものです。

 

そんな気になる続きについては

4/27発売の22・23合併号に掲載予定とのこと。

 

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