3月のライオン 122話のネタバレ&感想になります。
第122話 ぼんぼりの灯る道➁ ヤングアニマル 9号掲載(2016)
内容ネタバレ
7月末朝9時半千駄ヶ谷で本日行なわれるB級2組順位戦第2局のため
炎天下の中将棋会館へと向かうスミスと横溝は
あまりの暑さに参ってしまっていた。
二人はまだ朝だというのに今日終わったらビアホで一杯飲むことを決め
あかりの近況をどうにか聞き出そうと零も誘おうと考えていた。
そんなことを話していたところ突然太陽を雲が覆い隠し
ふと零の対戦相手の事を考えようとしたその時
ぽっぽっぽー♪という歌が聞こえそちらを見るとそこには
鳩じゃなく集まったカラスにエサをやる滑川の姿が・・・。
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その光景を見た二人は無表情となりお参りするため鳩森神社へ向かうことを決め
零の相手が滑川だということでおそらく長引くだろうなと判断し
今夜は二人で行くことに決めるが外はカミナリの音と共に雨が降り出していた・・・。
そして対局室で零が隣で対局するスミスと挨拶して話していると
そこに滑川が姿を見せ初対面の挨拶をそこそこに対局が始まる。
零は滑川との対局に備えて研究をかなりしてきており
その8割が振り飛車であることも分かっていたが
滑川が指してきた手はいきなりの角交換からの筋違い角だった。
筋違い角の棋譜は今まで見たことがあったものの
研究は見事にハズレたとして顔を上げると
じっとこちらの表情をみつめる滑川の顔があった。
その行為に零は以前横溝から話を聞いていたことを思い出し
席を立ち誰も居ない廊下に向かう。
スミスもまた自分と横溝のことを思い出したのか
零に対しお前ならどうする、忘れられないような負け方をしたら
お前の記憶にも傷がつくのかと考えていた。
そして零は廊下でじっと雨の音を聞いたことでなにかしらの心境の変化があったのか
そのまま対局に戻るや否やすました顔で相筋違い角の手を指していた。
それを見たスミスは零のすました顔に腹を立て負けて苦手意識とか植えつけられちゃえと
思いながらもそこから見事立ち直ってそのノウハウを自分と横溝に伝授してほしいと
心の中で叫んでいたのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
相変わらず安定の滑川さんでかなり笑わせてもらった今回でしたが
鳩の歌を口ずさんでいるのに周りにいるのがカラスって
もう爆笑するしかなかったです(笑)
それにしても彼の姿を見るや否や天候さえも暗く雨まで降ってくるとは
まさに滑川マジックですね。
まあ、そんな彼を見た際のスミスと横溝さんには笑わせてもらいましたが。
とりあえず零は滑川に正面から顔を見られてもなんとかなりそうな感じでしたが
あれってなんとかして耐性つけないとスミスと横溝さんかなりマズイですよね・・・。
ああして顔を覗き込むこと自体は特に違反行為ではないでしょうし
なんとかしてあの行為に耐性つけないと対局するたびに負ける未来しかなさそうです。
それは一発勝負がほとんどの棋士には致命的にもなりかねませんしね。
それはそれとして読者としては滑川さんと絡んだ時のスミスと横溝さんの狼狽ぶりは面白いので
また近いうちに見たいですけどね(笑)
とりあえず次回に関してですがまさに真っ向勝負となったわけですから
あとは終わりまで一直線でしょうね。
研究に関しても全て無駄だったとは言いませんが大して役に立たない以上
あとはどちらが強いのかというシンプルな勝負になるだろうと思いますので
どういう結果が待っているのか楽しみです。
ちなみに次回に関してですが次号予告に載ってなかったので
おそらく休載になると思われます。
再開がいつになるかはわかりませんが早い再開を願っています。
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