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鉤月のオルタ 最新 6話 ネタバレ&感想 大商人シナンとアイラの決意

2017年11月9日発売の別冊少年マガジン 12月号にて連載中の

鉤月のオルタ 6話のネタバレ&感想になります。

 
第6話 煌めきの女たち

内容ネタバレ

 
あれからすぐシナンという人物からの手紙が届くと

アゼルは自身の傷が癒える間もなくシナンに会いに行くと言い出し

ローマ帝国時代より続く城壁都市カイセリへと向かうことに。

 
あの手紙が届いてからと言うものアゼル達がピリピリしており

カイセリに到着するしたところでこれから会いに行くシナンがどんな人なのかと

尋ねるアイラだったが二人揃ってシナンには正直会いたくないと思っているようで

二人から語られたシナンについても要領を得なく

とにかくすごい人である事しか分からない有様だった。

 
そしてシナン邸へと到着しあまりにもすごい建物を前に

圧倒されていたアイラ達だったが突然目の前に男が上から降って来て・・・!?

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その男はどうやらシナンとの商談の結果上から落とされたようで

シナンに向けて散々に悪態をついていたものの

ブチギレながら上から飛び降りてきたシナンによってボコボコにされていた。

 
あまりの剣幕にアイラの顔が真っ青になっていたが

シナンはアゼルがいることに気づくと今までの表情とは打って変わって

笑顔を見せると共にアゼル達の邸内へと迎い入れるのだった。

 
外での騒ぎを終え戻ってきたシナンは戻ってくるなり

アイラのことが目にとまったようで

彼女を売りに来たのかと言い出すが

あっさりとアゼルにそうじゃないと否定されてしまう。

 
アゼルはあんたと取引がしたいと言い

シナンもまたそれが金になる可能性があると聞き

話くらいは聞いてやると笑みを浮かべていた。

 
しかし早速取引に移ろうかという所で

シナンはそれより先にだとしてアゼル達に鼻をつまみながら臭いと告げる。

 
特にアゼルからする腐る前の肉の匂いが気になるらしく

どうせ大した道具もなしに傷の処置でもしたんだろうと

すぐさま部下たちに命じアゼルの手当てを行なうことに。

 
シナンは残されたクルトたちも徹底的に磨いてやると宣言すると

彼らを自慢のハマム(蒸し風呂)へと案内するのだった。

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兄弟たちと共に服を脱がされたアイラが

目の前の豪華な風呂を前に感嘆していたところ

そこへ現れたのはこの家の主人であるシナンその人だった。

 
シナンはどうやらキレイな男ではなく漢らしい女性だったようで

そのスタイルはアイラを上回っていた。

 
弟達がシナンの世話になっている一方で

アイラは自身を世話してくれている奴隷たちから色々話を聞くことに。

 
アイラは奴隷たちが良くしてくれるシナンに恩を返したいと聞き

自分は助けてくれたアゼルたちに何を返せばいいのかと悩んでいたが

奴隷の一人からそれは貴女が自分で決める事であり

他人に用意された感謝の形になんの意味があるのかと言われ・・・。

 
ハマムから上がったアイラは騒ぎ疲れた弟を寝かしつけると

シナンのもとへ向かい私をここで働かせてほしいと願い出ていた。

 
アイラからの願いに眉をひそめるシナンだったが

アイラ自身が今の自分の価値の無さに気づいた上でのことだと聞き

何を言い出すかと思いきやそんな事かと笑い飛ばしていた。

 
どうやらアゼルからアイラ達をここで雇えないかと相談されていたらしく

それじゃこちらに利益が出ないと頃合いを見てどこかの金持ちの第三夫人にでもと

考えていたことを明かすシナンだったが

アイラみたいに今の自分の価値の無さに気づいた原石を磨くのが好きなようで

ここで働くことを許可されることに。

 
そしてシナンからあんたの恩人に礼の一つも言ってきなと言われ

アゼルの元へ向かったアイラはここで働くことになったことを話し

改めてありがとうと伝えるのだった。

 
アゼル達は皇帝となったスレイマンについての情報はないかと

シナンに尋ねるもスレイマンにはほとんど公式の記録は残っておらず

故郷を滅ぼした事すら知られていないことが判明する。

 
その事に憤るクルトだったが

アゼルはシナンにある頼みごとをすることに。

 
それはクルト達にとっても思ってもいなかった言葉であり

”イェニチェリになるにはどうしたらいい”かというものだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
最後のアゼルの言葉にも驚きましたが

私的に当時のトルコの風呂が蒸し風呂であることに

驚きました。

 
まあ、蒸し風呂が当時風呂の代名詞であったことは知っていましたが

トルコもそうだったんだなと。

 
ぶっちゃけ今の日本でいうトルコ風呂って正直大人向けのイメージしか

なかっただけに余計になるほどという感じですね。

 
確か日本でも湯に浸かる文化は江戸時代の後半くらいからだったと思いますので

そう言う意味でも当時のトルコは蒸し風呂だったのかと。

実際それよりも前に湯に浸かる文化がなかったわけでは無いらしいですけどね。

 
それはさておき随分濃いキャラが登場しましたが

まさかの女性だったことに正直驚きました。

 
まあ、女性が男装するのはよく聞く話ではありますが

まさかここにそれをブッ込んでくるとは思いもしませんでしたからね。

 
奴隷たちもそんな彼女の女になりたいと言っていましたが

ああいうタイプってどこの世界でも大体モテるので

その点は変わらないなと。

 
それにしてもアイラがここで働くことになり

アゼル達と別れることになるのは分からないでもないですが

アゼルがイェニチェリに入ることを目論んでいるとは驚きました。

 
ただ実際問題として仇であるスレイマンを狙うには

内側のほうから狙うのが現実的でもあるので

冷静に考えてみればその選択は悪くないと思います。

 
まあ、感情面からクルトらが反対するのは目に見えていますが

現状どうする事も出来ない今

あえてそこへ潜りこむのもアリなのかなと。

 
アゼル本人も他に手があるなら他の道を選ぶでしょうから

あえてそういった以上他に手がないのかも。

彼の本心は間違いなく拒否したいと思っているでしょうけどね。

 
ともあれ次回はその事についての話になると思いますので

実際にイェニチェリに入る可能性が高いと予想していますが

どうなるのか続きが楽しみです。

 
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