2019年12月9日発売の別冊少年マガジン 2020年1月号に連載されている
進撃の巨人 124話のネタバレ&感想になります。
第124話 氷解
内容ネタバレ
壁外にいたユミルの民にもエレンの言葉が届き
大騒ぎになっていた一方で
ガビはライナーと共にファルコを探していた。
ライナーはファルコは初めて巨人化した直後で
すぐには動けず連れ去られたのだろうと語る。
おそらくそれはジャンとコニーによるものであり
九つの巨人を放って置くわけがないと話すが
その直後力が残っていないのかライナーは膝をついていた。
そして心配するガビに何故か壁の崩壊と共に
鎧が剥がれ壁の破片をまともに受けてしまったと話し
悔しそうに阻止できなかった、エレンに世界は滅ぼされる・・・と
拳を握りしめるのだった。
動けなくなったライナーを近くの民家に運んだガビ。
ライナーは南に撤退時の飛行船があると語り
ピークやマーレ兵を探してそこまで逃げろと告げる。
早く世界に知らせるんだと言うライナーに
ガビは知らせてどうなるのかとどこに逃げるのかと返し
エレンを殺して止めようと考えるも
ライナーから無理だと言われてしまう。
俺の巨人から鎧を剥がしたように
始祖の巨人は全ての巨人やユミルの民を
意のままに操ることが出来ると語り
もう誰にも止められない、俺達はただ逃げることしか・・・。
そう言って意識を喪ったライナーに布団をかけ
近くに食べ物を置いたガビは
諦めてたまるもんかとライフルを手に
ファルコを探しに向かうのだった。
一方、エレンの言葉を聞いたジャンは
捕らえたファルコに口枷をつけながら
終わりだと語る。
まさか壁外人類を皆殺しにするとは思わなかったが
壁外人類がすべて消え去れば全ての遺恨も消え去ると。
俺達を悪魔だと決めつけて皆殺しにしようとしたばかりに
海の外の連中が一番恐れていたことが起きちまったと。
つまりこれは外の連中が招いた結果であり
俺達にはどうすることも出来なかった、そうだろ?と
同意を求めるジャンにアルミンは
でもこれは度が過ぎている、前代未聞の大虐殺だと反論するが
じゃあ止めるか?エレンをと言われ二の句を告げられずにいた。
ジャンはエレンは安楽死計画を行おうとしたジークを拒み
始祖の力を維持するためヒストリアを犠牲にすることを拒み
つまり俺達を守るために壁外人類を犠牲にしたと語る。
この大虐殺の恩恵を受けるのは俺達であると。
その言葉にエレンが以前お前らが大事だからだ、他の誰よりもと
話していた時の事を思い出す中
街から激しい戦闘音が鳴り響く。
巨人が兵士たちと戦っているのを見て加勢に向かおうとする
ジャンだがミカサから未だ腕に抱える
ファルコをどうするのかと聞かれることに。
ジャンはおそらくこいつは顎の巨人を継承したと語り
巨人化させられた誰かに食わせれば一人救えるとて
例えばピクシス司令だと話すが
そこに待ったをかけたのはコニーだった。
コニーはラカゴ村の母親に食わせるとして同意を求めるが
アルミンはジークの話によるとその子は戦士候補生であることから
ライナー達と親しいその子を殺せば
新たな争いを生むことになると語る。
もうマーレが滅ぶのなら
これ以上ライナー達と殺し合いを繰り返すことはないのだと。
その言葉にコニーは俺の母ちゃんはどうでもいいってことか?と返すと
俺がどう思ってあの村に帰り続けたのかお前にはわかんねぇってのかよ、
お前だってベルトルト食ったから蘇ったんだろうが!?と叫んでいた。
そこへ巨人の一人が襲い掛かりそれぞれ攻撃を躱すが
コニーはその隙をつきファルコと共にその場から逃走し
ジャン達はその後を追いかけることも出来ず
巨人への対処に迫られるのだった。
巨人と兵士達の激しい戦いが繰り広げられる中
ブラウス一家もまた巨人に追われていた。
しかし逃げる途中カヤが一人逃げ遅れてしまい
巨人に食われかけた瞬間
彼女を助けたのはガビだった。
ガビはライフルで巨人を屠りカヤを助けたものの
様子を見に来た兵士にその武器は何だと咎められることに。
カヤがガビを庇ったことでなんとか誤魔化したものの
兵士達に先導される形で行動を共にすることに。
その道中ガビはカヤにどうして庇ったのか尋ねるが
カヤからそっちこそどうして私を助けたのかと言われ
明確な言葉を返せずにいた。
私はあなたを殺そうとした、わたし悪魔なんでしょ?と話すカヤに
ガビは違う悪魔は私だと語る。
褒めてもらうために人を何人も殺した、それが私の悪魔だと。
ブラウス一家と行動を共にしていたニコロは
二人の話を聞いていたらしく
そいつは俺の中にもいると語る。
カヤの中にも誰の中にもみんなの中に悪魔がいるから
世界はこうなってしまったのだと。
ガビのじゃあどうすればいいの?という問いかけに
ニコロは森から出るんだ、出られなくても
出ようとし続けるのだと語るのだった。
初めて巨人と対峙し腰を抜かす訓練兵だが
そんな彼らを助けたのは教官だったシャーディスだった。
命を救われた訓練兵たちがシャーディスの指示に従い動き出す中
砦では救援にやってきたジャン達を中心に
集まってきている巨人に対処していた。
そしてジャンの指示により最上階に集められた雷槍を使い
巨人達を一掃する作戦が行われることに。
シャーディスや訓練兵たちの誘導により
続々と砦に集まる巨人達。
その中にはピクシスの姿もあったが
ここまで僕たちを導いてくれたのはあなたですと感謝と共に
諸共討ち果たされ・・・。
そんな彼らの奮闘もあって戦いも一先ず終わり
街の様子をじっと見つめていたジャンだが
そんな彼に声をかけてきたのはフロックだった。
フロックはどうやら壁の崩壊に巻き込まれたらしく
怪我を負っていたものの
エルディア帝国が復活するって瞬間に
くたばるわけにはいかないと口元には笑みが。
フロックは椅子に座りまったく動かないイェレナに銃を向けると
義勇兵を集めろ、全員拘束すると言い出し・・・!?
一方、戦いが終わりブラウスに呼び出されたアルミンとミカサは
そこでガビと再会することに。
ガビはもう争う気はないとして
私はただファルコを返して欲しいだけだと語るが
アルミン達から話を聞き膝から崩れ落ちていた。
それでもファルコを諦めきれないガビは
エレンならコニーのお母さんを人に戻せるんじゃないの!?と
必死にエレンに出来るかどうか聞いてみてほしいと懇願していた。
鎧の巨人の鎧だって剥がしたんだからできるはずなのに!と叫ぶ
ガビの言葉を聞きアルミンはある事に気づく。
エレンは全ての硬質化が解かれると言っていたことを。
一方その頃地下室ではエレンの言葉通り
硬質化を解かれたアニが・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なんかごちゃごちゃというか
混沌としてきたわけですが
とりあえずガビが色々と奮闘してましたね。
ファルコをどうにかして助けようと
色々動いていましたが
ぶっちゃけ都合よすぎるだろと。
今更ながらに自分がしてきたことを理解したのはいいですが
サシャを殺して結果として死ななかったとはいえエレンを撃ったのに
ファルコは助けてほしいとか流石にちょっと・・・という感じ。
ある意味とても人間らしいとは思いますが
正直気分は良くないなと。
ともあれマーレ軍はほぼ全滅したようですので
一先ず街での戦闘は落ち着いたみたいですね。
とはいえピクシス司令も亡くなり
正直収拾がつかない状況ですので
これからが大変なんでしょうけど。
それにエレンもあれから動きを見せないみたいですし
壁外に向かった巨人達のことやら
硬質化から解き放たれたアニやら問題は山積みですからね・・・。
それにフロックも何やら不審な動きを見せていますし
まだまだ混乱は続くことになりそうです。
そろそろリヴァイやハンジも戻ってきそうな気もしますので
そちらについても気になるところですね。
それと忘れられているジークやピーク、マガトの安否も・・・。