2023年2月1日発売の
週刊少年サンデー 10号に
掲載されている
君は008 第237話の
ネタバレ&感想になります。
第237話 生まれ変わったら・・・
内容ネタバレ
「やあ、はじめまして。」
そう快くレディと野原を迎え入れた
楽を司るクアドロ”ルードゥス”。
ルードゥスはレディ達の狙いを
正確に理解した上で語る。
ここへ阻止装置を止めに来れる者は
かなり強者だと思って
ここで張ってたんだと。
その上でシックボーイ達は
退屈だと言っていたドグラ様の計画も
彼にとっては楽しく思えているらしく
嬉しそうに語り始める。
旧人類は頭脳的、肉体的には
確実にボクら以下だが・・・
たま~にナゾの精神爆発を起こす・・・
その力の解明・・・
実に意義のある実験じゃないかと。
しかしそんな彼にとっても
その精神でティティアを討ったことは
驚くべきことだったようで
彼女の人形を弄びながら笑う。
妹の泣き顔、好きだったのにな~と。
その言葉を聞いた野原が
これで残りのクアドロは二人だと
嬉しそうにレディに声をかけるが
レディは何も応えず
ルードゥスから目を離すことはなかった。
そんな彼女の視線を浴びつつ
ルードゥスは実は戦いよりも
もてなしの方が好きだと言い
配下の者達にゼイロン製の椅子を
一脚用意させ声をかける。
かけたまえ。ほら一緒に
実験を見物しようじゃないかと。
野原は椅子が一脚しかないことから
もしかして自分は存在すら
認められていないのかとブツブツ呟くが
レディはそれを肯定した上で告げる。
でも、それがあなたが生存できる
唯一のチャンスよ。
戦いが始まったら全力で逃げなさいと。
その言葉に野原が驚き目を向けた瞬間
レディは椅子を切断し
ルーディスに斬撃を放っていた。
その攻撃は彼の配下の三人の美女に防がれ
彼女達と一気に交戦状態に。
相変わらずの問答無用っぷりに
野原が驚愕しながらも援護しようとするが
あまりにもハイレベルの戦いに
引き金すら引けずにいた。
そうこうしている間にも戦いは続くが
”カランビット”を手にしたレディは強く
苦戦することなく彼女達を打ち倒す。
その戦いに手を出すことなく見ていた
ルードゥスはレディの勝利を見届けると
楽しそうに拍手で称賛し声をかける。
諜報員No.006コードネーム
”レディ”君かな?
実に見事な戦いぶりを
見せて貰った・・・そのキズでと。
肋骨不完全骨折6か所。
内臓鈍的外傷数十か所・・・
事故整復した亜脱臼5ヶ所。
常人ならばとっくに意識を
失っているはずなのに
君は立って動いて
ボクの部下を3人仕留めてしまった・・・。
旧人類の限界的存在・・・
まさに「勇者(ヒーロー)」と
言ってもいいだろうと。
レディそんな怪我を負っていた事を
気付けなかった野原が衝撃を受ける中
レディもまた言葉を返す。
そういうあなたはクアドロ最強の男、
”楽”を司る”ルードゥス”ね?
どうやらこの戦場で・・・
最も会ってはいけない者に
会ってしまったようねと。
そして野原にある事を頼む。
もしあなたが生き延びられたら・・・
あの人に、よろしくねと。
その言葉を聞き野原は
レディが死ぬ気だと理解する。
もはや自分が何をしようとも
この流れは変わらない事を・・・。
そして同時に思う。
ボクはこのヒーローたちの世界に
紛れ込んだ凡人・・・。
そう、映画なんかで戦いに巻き込まれ
画面の隅っこで死んでいく一般人Aさん。
ボクは最後まで蚊帳の外だっていうのか!?
その事実に悔しく思った野原は
レディに語り掛ける。
レディ先生、ぶっちゃけボクは
女にモテるためにスパイになりました!
それからはどうせなら
校内で一番の女性を掴まえようと
頑張って来ました・・・。
そう、そして気が付きました。
一番は生徒の中ではなく
既に諜報員のレディ先生だって・・・。
でも それはもう想像であり
憧れであり信仰でしたと。
でも今はあなたという
一個人を知ったことで・・・
あなたを一人の女性として
心から好きになりました。
そう告白した野原はなおも言葉を続ける。
ええ、分かってます、
天地がひっくり返っても
ボクはあなたの恋愛対象にはならない。
だから返事なんていらない!
ただ一言だけ言っておきたいんです!!
もし、生まれ変わったら
つき合って下さい!と。
そのやり取りを見ていたルードゥスが
妙に面白い人達だな~と笑う中
レディは野原の告白に対し
笑みを浮かべ「はい。」と返すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
これまでにも時々驚くような
活躍を魅せる野原ですが
そんな野原に泣かされる時がこようとは・・・。
今回の話はまさかに野原の
一世一代の告白といった感じでしたが
めっちゃ感動しました!
いつもふざけている野原が
レディ先生に対して
好意を抱いているのはわかってましたが
この生死が懸かった状況で
告白するほどだったとは驚きました。
それだけ野原が本気だったわけで
だからこそレディ先生も
ちゃんと応えてくれたんでしょうけど
あのやりとりは本当に良かったです。
それにしてもこういう時に
告白とかする場合って
所謂フラグなのかなと思っちゃうんですが
この場合はどうなんでしょうね?
野原は自分が今世においてではなく
来世に付き合って欲しいと告白し
レディ先生が受け入れたわけですが
あくまでも来世のことなわけで・・・。
その辺りなんとも言えないものがあるんですが
なんにしても予告にもあったように
この戦いにおいて野原が
文字通り命を懸けるのは間違いないかと。
ただそうしてもなお厳しいのが
今回の相手なわけで・・・
正直勝つのは難しいと
言わざるを得ないでしょうね。
レディ先生もこの戦場で
最も会ってはいけない者と言ってましたし
恐らく万全の状態でも厳しい相手かと。
正直野原の告白の後に
アイスマンが助けに来たら
ちょっともにょる部分もありますが
彼レベルの救援が来て
ようやく勝ち目が出てくるような
そんな相手だと思います。
なんにしても私としては
野原の命懸けの戦いが少しでも
通用すればいいなと願うばかりです。