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進撃の巨人 最新 89話 ネタバレ&感想 ユミルの手紙と不戦の契り

2017年1月7日発売の別冊少年マガジン 2月号に連載されている

進撃の巨人 89話のネタバレ&感想になります。

 
第89話 会議

内容ネタバレ

 
ちょうどやってきたリヴァイたちに進撃の巨人・・・と呟いたところを

見られていたエレンはハンジから執拗な追及を受けることに。

 
何で誰もいないのに独りでしゃべっていたのかと突っ込まれ

さらにリヴァイからのそういう時期は誰にでもあるというフォローを受け

アルミンには本人の前ではもう勘弁してくださいと言われてしまう。

 
居たたまれない状況に思わず何しに来たんですか!?と声をあげるエレンだが

リヴァイたちはエレンをここから出しに来たらしく

まだ10日ほど残っている懲罰もその罰なら今ハンジが与えたとして釈放されることに。

 
同じくミカサも釈放されお互いに心配し合うエレンたちだが

リヴァイから女王陛下がトロスト区に来ているとのことで

謁見の準備をするようにと言われ・・・。

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ヒストリアはユミルからの手紙を読んでいた。

その手紙にはヒストリアに対する想いと共に

今までユミルが歩んできた人生が書かれていた。

 
私には元々名前が無くどこの誰が私を産んだのかもわからず

物覚えがつく頃から大勢の物乞いの一人だったが

ある日私に名前をつける男があらわれた。

 
私はその日から「ユミル」と呼ばれ

そこではその名を名乗るだけで立派な寝床と食事が与えられ

それまで見て見ぬフリを決め込んでいた大人達が一斉に私を崇めた。

 
私に名前をつけた男も身なりが豪華になるにつれご機嫌となり

私も気分が良かったために演じるだけで皆が喜び幸せになれるのだと信じ

「ユミル」を演じ続けた。

 
気が付けば私は悪魔と呼ばれるようになり

私に名前をつけた男は銃を向けられ「私に騙された」のだと話すが

それで皆が助かるならと「ユミル」を演じ続けた。

 
その後ただ存在するだけで石を投げられる人達の象徴として

石つぶてを全身に受け注射を打たれ蹴り落とされ

巨人へと変身させられたユミルは

この世界は只肉の塊が騒いだりしているだけで特に意味はないのだと思い至るが

だから世界は素晴らしいと思うのだと。

 
再び目を覚ますとそこには自由が広がっており

私はそこから歩き出し好きに生きた、悔いはないとしながらも

まだお前と結婚できてない事が心残りだと最後に綴っていた。

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最後まで手紙を読んだヒストリアは

ハンジらから何か自分にだけわかるメッセージはなかったのかと聞かれるも

そう言ったことはなく、はぁーと長い溜息を吐きながら

ユミルって・・・バカだったんだ、これじゃわかんないよ・・・と呟き涙するのだった。

 
そうしている内にエレンたちがやって来て再会したヒストリアたちは

会議へと臨むことに。

 
会議ではエレンたちが持ち帰った三冊の本について話し合うことが目的だったらしく

女王の御前で今一度状況を整理し意志の共有を図りたいということだった。

 
新たに団長の座へ着いたハンジから今回の遠征に関わる報告がなされ

敵が巨人だけではなく世界であると語れる中

エレンはグリシャとフクロウ(エレン・クルーガー)との会話を思い返していた。

 
フクロウは「始祖の巨人」がマーレの手に落ちれば収容所のエルディア人は用済みとなり

エルディア人は終わりだとして現在の状況を語る。

 
古来よりエルディアは「無垢の巨人」を安価な破壊兵器として利用し

現にこの島では彼らが勝手に壁の外へ出られない様に檻の役目を担っているが

今となってはマーレもそれを持て余しているようで

マーレの中にもそんな扱いにくい兵器はいらず皆殺しにしてしまえという意見が大半であると。

 
現在この理論は棚上げしているもののいずれ資源を求めて島を取りに来た際

「無垢の巨人」を排除するために壁の王が持つ「始祖の巨人」を手に入れ

その後エルディア人を軍事転用するか根絶やしにするかという議論が再燃するだろうと語る。

 
グリシャは壁の王がそんなことを許すはずないと反論するものの

フクロウは壁の王は戦わないと告げ

「エルディアが再び世界を焼くというのなら我々は滅ぶべくして滅ぶ」

「我から始祖の巨人を奪おうと無駄であり我は始祖の巨人と不戦の契りを交わした」

と大陸の王家にいい残し壁の門を閉ざしたのだと語る。

 
そしてその言葉が抑止力になる間に束の間の平和を享受するらしく

壁の王は民を道連れにエルディアの滅亡を望み受け入れているのだと。

 
フクロウはもはや民を守らぬ王は王ではなく

必ず見つけ出して「始祖の巨人」を取り上げること

それが俺たちの使命だと語るのだった。

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なおも続くハンジの説明は「不戦の契り」についても触れられ

「始祖の巨人」がその真価を発揮する条件として

王家の血を引くものが力を宿すことが挙げられるが

しかしその王家の血を血を引くものが宿しても

当時の145代目の王の思想に捕らわれてしまう、おそらくそれが「不戦の契り」であると。

 
その上で王家の血を引くものではないエレンが以前

その力を使ったことから使える可能性があるかもしれないのだと語り

それを聞いたエレンはあの時のことを思い出していた。

 
どうしてあの時だけと考えている内に

エレンはグリシャの前妻であるダイナが王家の血を引いていることを思い出し

王家の血を引くものを巨人にして自分が摂取すれば

始祖の巨人の力を扱える”かもしれない”事に気づく。

 
しかしそれはあくまでも”かもしれない”であって

その可能性が在るといえばヒストリアはどうなるかと頭を悩ませ、

記憶違いかも知れない以上ここで言うべきことじゃないとして

ただ黙することを選ぶのだった。

 
フクロウはグリシャに妻がいるのを知っているにも拘らず

壁の中に入ったら所帯を持つように告げる。

 
そして妻でも子供でも街の人でもいいから壁の中で人を愛せ、

それが出来なければ同じ歴史を過ちを繰り返すだけだとして

ミカサやアルミン皆を救いたいなら使命を全うしろと。

 
そう言われたグリシャだがミカサとアルミンという名前を知るはずもなく

誰の事だと聞き返すがフクロウにもわからないようで

誰の記憶だろう?と呟くのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
重要な部分が多くかなりあらすじが長くなってしまいましたが

ここ最近新たな新事実と伏線の回収が目まぐるしくて

ちょっと戸惑っています。

 
まあ、ようやくグリシャの日記だか手記だかを見つけたわけですから

色々な事実が判明するだろうことは予想していましたが

流石に消化しきれないかも・・・。

 
何度も読み返すうちになんとなく言いたいことはわかってきましたし

なるほどねと思う部分もどんどん増えて来たんですが

良くこんなところまで伏線張っていたなと(苦笑)

 
特に最後らへんのエレンが

あの時の力を使うことが出来た時のことを思い出したところなんか

そういえばそうだった!とリアルで久々にポンっという音が聞こえた気がします。

 
あの後確かダイナと見られる巨人体は他の巨人たちに襲われて

そのまま息絶えた(多分)はずですが

あの巨人を喰った他の巨人をエレンが喰っても駄目なんですかね?

 
一番確実なのはヒストリアを巨人にしてエレンが喰うことでしょうけど

それ以外の方法はなにかないのかと考えてしまいます。

 
というかそもそもヒストリアの事を巨人にする薬が

まだあるのか気になるところですがあるんですかね?

 
前にロッドがヒストリアに打とうとした薬は

結局ロッド自身が巨人化するために使った気がしますし

他にもあるのか気になるところです。

 
そう言えばもう一個気になっているのが

アルミンにも記憶がないのかどうなのか。

 
彼も前回の戦いで九つの巨人の力と思わしきものを継承したわけですから

ベルトルトやその前の継承者の記憶があってもおかしくないのかなと。

 
グリシャやエレン・クルーガーが使命としてきたように

ベルトルトや以前の継承者にもなにか使命のようなものが

あったんじゃないかなと思ったり・・・。

 
なんか色々なことがわかる反面気になることも増えてきましたが

ここら辺がこの漫画における最重要ポイントっぽいですし

この辺りをよく理解しないとここから先厳しくなるかも。

 
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