2024年2月14日発売の
週刊少年サンデー 12号に掲載されている
君は008 第287話の
ネタバレ＆感想になります。
第２８７話 元気取り戻し大作戦！
内容ネタバレ
ドグラ・マグラ壊滅から一か月後。
ルルスは体の傷も良くなったのか
校内を駆け回っていた。
ルルス曰くボクはドグラっ娘だから
回復が異様に早いらしく
皆もその元気な様子を見て
安心したのか笑みを浮かべていた。
駆けまわって満足したのか
立ち止まったルルスは懐から
およめさんランキングと記された
メモ帳を取り出す。
そして本格的に誰がエイトの
第一婦人になるか問題に取り組むべく
必死に頭を巡らせ始める。
メモ帳にはエイトに対して
好意を持っていると思われる
自分を含めた女性が描かれており
今の段階では共に首領を倒した
あやめが頭一つリードしていた。
その差をどうやったら縮めることが出来るのか
ブツブツと呟いていたものの
結局考えるよりまず行動だ！と思い立ち
エイトの元へ駆けだしていくのだった。
校内でエイトを発見したルルスは
いきなりのことに反応が遅れた
エイトに飛び込み押し倒していた。
そしてルルスが面白いと思う遊びに誘うが
エイトに今日はやめとくと断られてしまう。
しかしルルスはエイトがどことなく
元気がないことに気づく。
それもドグラ壊滅の後からずっとこうだと。
そこへ丁度よくあやめが通りがかり
エイトのラッキースケベが炸裂したのを見て
ショックを受けながらも
メモにあやめにさらに5ポイント追加。
このままでは差が開く一方だと
よろめきながらも出直してきますと
エイトの元を辞したルルスは
改めてエイトとあやめの事を考える。
エイトってばあやめといると
何か少し明るい気がする・・・。
ボクもエイトを元気付けてあげたいけど
・・・どうすればいいんだろうと。
そんな悩むルルスに声をかけたのは
枳殻によって開発された高性能ＡＩチセだった。
チセも最近人類の”恋愛感情”に興味があるらしく
自分達で造り出した感情のくせに常に翻弄され
なぜ恋愛するのか説明すら出来ないものを
解明してやろうと思っていると。
いきなりのチセの登場に戸惑いながらも
チセ”さん”は解明できたんですか？と
ルルスは尋ねるがチセは思わせぶりに
笑いながら答える。できぬ！と。
されど目下研究中とのことで
もうすぐ解明できるはずなのだと
チセに見せられたのは
二人きりで会う野原と桜子の姿だった。
どうやら二人にはチセが開発した
”スーパー恋愛メール”が送り付けられているらしく
あらゆる時代の恋文を分解・分析・再構築し
最短やりとり3回で恋に落ちるというものだった。
しかとその成果を見るっちいいい！と
促されて二人の様子を窺うが
次の瞬間二人は殴り合いを始め・・・！？
思わぬ展開に目が点になるルルスだが
チセは本当、人類の恋愛って訳わからんと
まるで他人事のように呟いていた。
そんな衝撃展開をよそに
ルルスは語る。
ルルスは今、エイトに好かれる方法より
エイトの元気を取り戻す方法が・・・
心から知りたいんだと。
そんな事で恋の戦に勝ち残れないと
チセは呆れたように言うが
それでもエイトが幸せならと笑う
ルルスの健気な言葉を受け
嫌いじゃないと笑みを浮かべ宣言する。
同じ「人間に創られし者」として・・・
小鈴ルルス！キミの恋愛を応援するっち！と。
そしてそんなルルスの望みを叶えるべく
チセは自身の能力をフルに使い
過去数週間に渡ってエイトが
落ち込む可能性について検索。
その内確率の高い3項目を
ピックアップするが
それは以下の通りだった。
1.射撃の命中率が2ポイント下がった。
2.担任のアイスマンが意識不明。
3.食事のメニューから「酢豚」が消えた！
チセは3の酢豚を推したものの
ルルスはアイスマンの意識が
まだ戻っていないことを思い出したようで
どうしてその事に気づかなかったのかと
自己嫌悪していた。
そして二人はアイスマンの元へ向かい
改めて現在の状況について確認する。
怪我の具合を調べたチセはよく生きていたと
その生命力の強さに呆れながらも
その意識は戻らないと分析していた。
それでもルルスから何か方法はないかと
懇願されたチセはルルスから再び”さん”付けで
呼ばれたこともあってか
唯一可能性があるとしたらと
ある方法について説明する。
それは野原が持ち帰ったテレパガンを使い
アイスマンの意識をつないで
直接連れ戻すというものだった。
しかし当然リスクも大きく
もし失敗すればキミも一緒に
意識を失うことになり
つまりエイトに二度と会えなくなると。
しかしそれでもルルスは笑みを浮かべ
挑戦する事を決意する。
たとえそうなっても・・・
それがボクを受け入れてくれた
旧人類のみんなのためならと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
首領との戦いの際に負傷し意識がない状態の中
ギリギリのところで閑真に助けられたルルスですが
思っていた以上に回復していたみたいですね。
親代わりともいえる
シックボーイとの別れもあったので
どうなったのか心配していましたが
思っていた以上に引きずってはいないようです。
まあ、ちょっとあっさりし過ぎて
いるようにも思いますが
シックボーイの最期を看取ったことで
吹っ切れたのかもしれませんね。
それにしてもエイトに好意を持っているのは
前々からわかっていましたが
その危険性を理解した上で
アイスマンの回復に挑むとは
なんとも健気な・・・。
正直首領との戦いの際にも
自らを盾にした彼女ですので
そうするだろうとは薄々思っていましたが
褒めていいのか何とも言えないところ。
エイトにしてもアイスマンが回復すること自体は
歓迎というか嬉しいと思うのは間違いないとしても
その結果ルルスが犠牲になってしまったら・・・。
もし犠牲にならなくても
その危険性があると知ったら
怒るんじゃないかなと。
私的にはエイトにも
そういう自己犠牲的な精神が
大いにあると思っていますので
お前が言うな！とも思いますが
それでもルルスにやらせてしまった事に
自己嫌悪するような気がします。
それにアイスマンとしても
素直に喜べないような気も。
アイスマンはあくまで先生であり
ルルスは担任ではないとはいえ
中野の生徒ですからね。
ともあれルルスがやると決めた以上
あとは無事に成功して
二人揃って戻る事を願うばかりです。