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キングダム 最新 634話 ネタバレ&感想 李牧軍vs選抜隊

2020年3月12日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年15号に連載されている

キングダム 634話のネタバレ&感想になります。

 

第634話 戦略の破綻

内容ネタバレ

 

鄴救出のため急ぐ李牧軍だが

殿の部隊が王翦率いる選抜隊に

追いつかれてしまっていた。

 

相手が追いつくために数を絞った隊であることを

すぐさま気づいた李牧だが

それでも足を止めることなく

我々が着くまで何とか持ちこたえてほしいと願いながら

鄴へ向けて馬を走らせるのだった。


一方、鄴城内では暴動を起こす民衆たちが

各門の前に集い兵達と諍いを起こしていた。

 

その報はすぐさま城主である趙李伯の耳に入り

止むを得ず全ての城門を守るようにと将軍に伝令を飛ばすが

その間にも貴族の屋敷に火が放たれるなど

状況はさらに悪化しつつあった。

 

李牧軍は十六日目の時点で走り続ければ

鄴までおよそ半日のところまで来ていた。

 

がしかしここから後ろからくらいついてくる

王翦軍が原因で南下の速度が鈍る。

 

捨て駒である殿隊で受け止めつつ先を急ぎたい李牧だったが

王翦軍の主攻である倉央と糸凌が度々

殿の隙間を抜き李牧軍の心臓部を脅かす動きを見せるために

足を止めて対処せねばならなかった。

 

いくら大軍の李牧軍とは言え

大打撃を受けては鄴に着いても桓騎軍を

破ることが出来なくなるためだ。

 

そこで李牧は全軍進軍停止からいきなりひるがえり

倉央隊など中に入り過ぎた敵を包囲し

これを討ちに出る。

 

この李牧の反転包囲戦にはまった一部の王翦軍は

ひとたまりもなく討ち取られたものの

王翦軍に大打撃を与えるところまではいかなかった。

 

この王翦軍と李牧軍の戦い合いは繰り返され

結局李牧は鄴に着かずに十七日目の夜を迎えてしまうことに。

 

しかしその夜李牧は大規模な夜襲を敢行し

予想外の動きに王翦軍は一目散に逃走し大きく後退。

 

一方で李牧の主力部隊はこの夜襲に加わらず

夜のうちにひそかに動き鄴を目指す。

 

そして十八日目の日の出と共に

李牧達は遂に鄴に到着。

 

未だ城門は破られていないことに安堵しつつも

未だこちらに気づいてないであろう桓騎軍本陣に向け

突撃しようと将達が逸るが

その眼前には雷土とゼノウ率いる部隊が万全の状態で

待ち構えていたのだった。

 

それでも李牧は本軍を待つ猶予はないとして

力技で突破しようと仕掛けるが

万全の状態で待ち構えていた桓騎軍に対し

ここまで急行してきて疲弊した李牧軍では

抜くことは出来ずにいた。


そんな彼らが戦う戦場に追い着いた王翦は

あれほど疲弊した軍では

いかに李牧とて桓騎は倒せぬと語る。

 

朱海平原で我らを滅してから南下して鄴を解放する。

その戦略は前半で失敗した時点で

そもそももう破綻しているのだと。

 

ではなぜ李牧が朱海平原にて勝てなかったのかと問われた将達は

それは王翦様が李牧よりも才覚が勝っていたからだと答えるが

王翦は違うと告げる。

 

その上で李牧と俺の軍略はほぼ互角であったとして

むしろ先に亜光と麻鉱を失った戦局を見ると

奴の方が一枚上手であったと。

 

では何が・・・と困惑する将達に

王翦は”手駒”の差であると語る。

 

向こうは要であった尭雲・趙峩龍を失い

こちらは先に麻鉱、次いで亜光が退場したが

そこから若き三人の駒が台頭したことで

軍の力は失墜するどころか

結果神懸かった粘りと強さを見せた。

 

あの三人の戦いぶりが李牧の描いた戦いの絵を大きく

狂わせたことは間違いない。

 

王都邯鄲軍が動かずにいたことも大きいが

とにかく持っていた駒の違いが

朱海平原の勝敗を分けた大きな要因であると。

 

ひいてはこの鄴攻略戦そのものの

成否を分ける要因となり

李牧軍と桓騎軍が激しくぶつかり合う中

ついにその城門が・・・!?

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

客観的に見てもこの状況の中

李牧はかなり頑張ったとは思いますが

結局のところ王翦の言った通りなんでしょうね。

 

少なくとも邯鄲の軍が動かせれば

状況はかなり変わっているとは思いますが

それでも駒の違い、ひいては信達の覚醒によって

李牧の戦略が破綻したのは間違いないかと。

 

それにしてもなんだかんだと言ってはおかしいですが

王賁についてもそれなりに認めているみたいですね。

 

蒙恬と信のみならず王賁を入れて

若き三人と言っていましたし

顔には出さないものの内心では喜んでいるのかも。

 

だからといってかなりごちゃごちゃしているみたいですので

すぐ和解するとは思えませんけどね。

 

ともあれ舞台は鄴に移り

早速城門が開いてしまったわけですが

李牧がどう動くのか気になるところ。

 

流石に今の状況で逆転の目があるとは思えませんが

それでも兵の数では李牧軍の方が上ですので

まだ何か波乱があってもおかしくないかも。

 

まあ、仮に波乱があったとしても

秦軍の勝利は動かないと思いますが

それでも李牧だったら・・・という変な期待感もあるので

何をしてくれるのか楽しみです。

 

もちろんどう見ても負けだと判断して

全軍に退却を指示する可能性も高いので

あっさり終わる可能性もありそうですが・・・。

 

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