2020年8月20日発売のモーニング 2020年38号に連載されている
宇宙兄弟 360話のネタバレ＆感想になります。
第３６０話 もう一人
内容ネタバレ
3Ｄフードプリンターを使い
念願の寿司を作成する六太達。
作成したマグロ握りはまるでファミコンから
出て来たような佇まいだったが
二人は気に入りさらに味にも満足していた。
六太は久々の寿司を食べて日本の食文化に感謝すると共に
3Ｄフードプリンターにも感謝するが
ふと名前が長く感じたのか”ＣＨＥＦ（シェフ）”と名付け
プリンターの上部に貼るとそれを見たブギーが
嫉妬からかそんな箱如きに貼るなら私にも貼ってくださいと言い出す。
その言葉に従い六太はブギーにも名前と共に
そのトレードマークでもあるハートマークを描き
ブギーも嬉しそうに礼を述べるのだった。
その後ヒューストンから新たにブギーに
ゴミ処理タスクをやってもらうとの指示があり
六太達が別の日課をこなしている間
クジョーの指示の下、新たな作業を行うことに。
クジョーの操作もあってかその作業は無事に完了し
ゴミ処理作業はこれからブギーの担当に。
クジョー曰くクルーが一人増えたくらいの価値はあるとのことで
ハガートらもその有用性に笑みを浮かべていた。
そんなブギーの進化は留まることを知らず
六太達の休憩に際しお茶を入れる事も可能になっていた。
二人もその事を喜び新たな体もあってか
なんかもう”人”感がすごいと大絶賛。
ブギーもこれからは一台とか一機ではなく
一人と言ってくださいと言うくらいに調子に乗っており
手を使えるようになったことにより
以前より遥かにＡＩの成長が活発になったとして
人類の進化に通じると語る。
それを聞いた六太達はＡＩの加速度成長なんて
映画じゃ何一ついい事ないと危機感を覚えたようで
ロボが出てくる有名な作品を見せないようにと
隠れてこそこそと話し合うのだった。
六太はそんな日々を綴ったメールをシャロンに送っていた。
ブギーが人型になっただけで明らかに
クルーがもう一人って感覚に変わったと。
そしてシャロンに五月蝿から
いよいよ発表の時が来たと連絡が来たことを報せると共に
明日のセレモニーを楽しみにしていると。
そんなメールを六太から送られたシャロンは
セレモニー当日スタッフらと共に
自ら会場となる”ＳＨＡＲＯＮ”へと足を運んでいた。
数十年に一度の世界的大発表ということで
マスコミ各社も続々と集まる中
司会を担当する五月蝿はいつもより濃いめのグラサンをして
その時を今か今かと待ち望んでいた。
そして時間となり司会の五月蝿から
今日集まってくれたことに関する感謝が述べられ
ついに「シャロン月面天文台」の
”アストロ・ノミカル・ファーストライト”の
生中継を行うと発表されるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
今回のメインはブギーでしたが
あそこまで色々なことが出来るようになると
流石に凄いと言うより怖いですね・・・。
もちろん六太達は二人しかいないので
ブギーの進化はありがたいんでしょうけど
色々ロボットの映画を観ているものからすると
なんていうかＡＩが人類に対して
反抗する流れになりそうな気がして何とも言えない感じです。
六太達もそれは同様のようで
とりあえずターミネーターは見せないようにしようと
話合っていたのも理解できますし。
まあ、でもこういう漫画の世界ならずとも
現実世界でもＡＩの進化は進んでいるでしょうし
最終的にはこういう風な未来になるのかも。
それと今回3Ｄフードプリンターが
初お目見えされましたが
めっちゃポリゴンっぽかったですね。
正直あれを見ておいしそうには見えませんでしたが
味に関してはちゃんとマグロ握りだったようですので
月でああいうものが食べられるだけでも
凄い事なんだろうなと。
今現在こういう技術がどこまで発展しているかはわかりませんが
あと数十年くらいで同じようなことが可能ならば
一度は食べてみたいものです。
そんな感じで今回は技術の進化が
良くわかる回でしたが次回は
最後にあったようにＳＨＡＲＯＮの話になりそうです。
シャロンを含め色々とこの事業に関わってくれた人達も
集まっているようですし
どんな生中継になるのか楽しみです。
そんな気になる続きについてですが
予告ではちょっと期間も空いて
9/24発売の43号になるとのこと。
追記：予定変更で40号に掲載されました！
コミックス38巻も8/20に発売されますし
コロナ関係もあって色々と大変でしょうけど
これからも無理せず連載を続けてくれることを願っています。