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アルスラーン戦記 漫画最新 55話 ネタバレ&感想 奴隷解放と潜伏する魔術師

2018年1月9日発売の別冊少年マガジン 2018年2月号に連載されている

アルスラーン戦記 55話のネタバレ&感想になります。

 
第55章 密書の行方

内容ネタバレ

 
戻ってきたアルスラーンたちとの再会を喜ぶキシュワードだったが

アルスラーンからシンドゥラでのことを聞かされることに。

 
ジャスワントというシンドゥラ人が新たに仲間に加わった事と

アルスラーンを庇い命を落としたバフマンのことを。

 
それを聞いたキシュワードは殿下を庇ったことは

当人にとって武人の本懐だったと話し

アルスラーンもまたバフマンに報いるために

必ず王都を奪り戻して両親を助ける事を決意する。

 
共にシンドゥラへと赴いていた奴隷たちもまた

自分達が自由民になれることに待ちきれないようで

明るい雰囲気が訪れていた。

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一方、パルス王都エクバターナ北部ではボダンによる用水路破壊により

壊滅状態に陥った穀倉地帯の復旧が急がれていたが

遅々として進まないばかりか作業に嫌気がさした脱走兵たちが後を絶たずにいた。

 
ペシャワールにて戻ってきた無事を祝って宴が行われ

兵士達が騒ぐ中、ナルサスは帰るなり仕事に手を付けていた。

 
そんなナルサスのもとへキシュワードが訪れ

少しは休んではどうだと声をかけるが

ナルサス本人はやることが多い中でも

楽しんでやっているようで笑みを浮かべていた。

 
そして話はアルスラーンの求める奴隷解放についての話へと移り

キシュワードもそれに反対せずむしろ賛成の立場だったが

それでも国全体の問題になるだけに懸念することも多かった。

 
しかしキシュワードはアルスラーンが仮に王家の血をひいていなくても

我らの忠誠は変わらぬと話し

ナルサスもまた疑うことはないと告げるものの

救出したアンドラゴラスがそれを認めるとも思えず

国王と王太子が対立した場合どちらにつくのかと問いかけていた。

 
その問いに対しキシュワードはナルサスの心配ももっともだが

それは王都を奪回して陛下を助けてからだとして答えを保留しつつも

彼自身この三か月の間、城にこもっていたのはこたえたようで

俺は先頭に立って王都に攻め上がりたいのだと話すが

どうやらその三か月の間に奇妙なことが起こっていたらしく・・・。

 
それは人間相手ならば恐れぬキシュワード曰く

”何か”がこの城におり、どうやら影のような正体不明のものとのことだった。

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そして日が暮れる中、ナルサスはキシュワードから聞いた話に

以前戦った魔術師のことを思い出していたところギーヴが姿を見せ

彼からも遠征に赴く前に奇妙な気配に襲われたことを聞かされることに。

 
ギーヴによるとその気配が現れる前にファランギースと

ヴァフリーズからの密書について話しをしていたらしく・・・。

 
ギーヴと別れたナルサスはエラムのもとへ訪れると

懐からヴァフリーズがバフマンに当てた密書を取り出し

これを代わりに隠しておいてほしいと頼んでいた。

 
エラムが頼まれた密書をバフマンの部屋に隠したその日の夜

夜食を作りナルサスの許へ向かっていたところ

丁度同じことを思っていたのか同じく夜食を手に

ナルサスの許へ向かうアルフリードに出くわすことに。

 
二人がいつものように口でやり合っていたところ

いつのまにかナイフと共に紙が縫い付けられていた・・・。

 
その紙にはすでに密書は我が手中にあるというメッセージが綴られており

急ぎナルサスに報せるエラム達。

 
ナルサスはエラムにこの手紙を見てどうしたかと尋ね

エラムがバフマンの部屋に確認してきたと答えた瞬間

バフマンの部屋へと急行する。

 
そして部屋を開けると丁度天井から伸びた手が

密書を盗み出そうとしている場面に遭遇し

その片腕を斬り飛ばしたナルサスだったが

肝心の密書は奪われてしまうことに。

 
ナルサスから自分が賊を目的の場所まで案内してしまったことを

理解したエラムが蒼白になる中

片腕を失いつつも目的を果たした魔術師は

密書を手に王都へと急ぐのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
前回のラストに魔術師がいるだろうことは

示唆されていましたが

正直こんなにも早く動くとは思っていませんでした。

 
まあ、キシュワードによると遠征に赴いてから三か月の間

この城にいたわけですから本人としては

これでも辛抱していたのかもしれませんが。

 
それにしてもふと思ったんですが

ナルサスがエラムに頼んだあの密書って本物なんですかね?

 
どこかに隠すというのもわからないでもないんですが

私的にナルサス本人が持っていたほうがよっぽど無事なんじゃないかと。

 
その場合、偽物の密書を囮に使い

魔術師をどうにかしようと考えたというほうがしっくりくる気がしますしね。

 
いずれにせよあの密書が本物だったとしても

私的にエラムを責める事はできないかなと。

 
エラムがあのメッセージからすぐさま密書を確認しにいったことは

ちょっと軽率かなとも思えますが

それにしたって魔術師らしき怪しげな奴がいることを

エラムに知らせなかったナルサスにも原因があると思いますしね。

 
まあ、ナルサス本人がそういったとしても

あれだけ蒼白になったエラムに言葉が届くかどうかはなんともいえませんが

ともあれ早い所いつもの調子に戻って欲しいものです。

 
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