雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

アルスラーン戦記 漫画最新 56話 ネタバレ&感想 エクバターナの動向と十七年前の真実

2018年2月9日発売の別冊少年マガジン 2018年3月号に連載されている

アルスラーン戦記 56話のネタバレ&感想になります。

 
第56章 血の澱み

内容ネタバレ

 
自分が密書を奪われた原因と知ったエラムは

顔を蒼白させ膝をつきナルサスに謝罪していた。

 
顔を合わせる度に喧嘩していたアルフリードも

そんなエラムを必死に庇おうとするが

ナルサスから奪われた密書が偽物だと明かされ

揃って呆然としてしまうことに。

 
ナルサスは未だヴァフリーズの密書は見つかっていない事を明かした上で

あれは曲者を誘き寄せるための罠だと語るが

逃げられてしまったことで奴が何者か誰かに仕えているのかもわからず

今は捜索と警戒を厳重にするようにと動くのだった。

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話は少し戻りアルスラーン達がまだシンドゥラ国内で戦いを続けていた頃

王都エクバターナではギスカールが頭を悩ませていた。

 
頭を悩ませていたのは兄イノケンティスが

タハミーネの元へ贈り物を持って訪れている事、

そしてザーブル城のボダンだった。

 
ザーブル城は王都の西北方に位置するパルスとマルヤムを結ぶ重要な地であり

この城から軍隊を出動させれば両国の連絡をおさえる事が出来るが

今、城には二万余の軍隊が立て籠もっており

その大半は聖堂騎士団であり一部はボダンに忠誠を誓う

がちがちの狂信者たちだった。

 
そんな要衝をおさえるボダンからイノケンティスに対し

強気な要望が寄せられその対処にギスカールが当たることになるが

流石に王家にまで盾突くのは看過できないようで

どうにかしてザーブルを攻略せんと考えを巡らせていた。

 
将達と話し合う中、ギスカールはボダンを撃破できずとも

ザーブル城からしばらく動けなくするだけでいいと考え

誰かいないかと白羽の矢が立ったのはヒルメスだった。

 
ザーブル城の聖堂騎士団討伐を依頼されたヒルメスは

サームから引き受けるようにと助言されることに。

 
それは聖堂騎士団討伐という大義名分があれば

公然と兵を集めることが出来る事に加え

現在こそ国王と対立しているが聖堂騎士団はルシタニア人であり

彼らを討ち滅ぼすことが出来ればパルスの民にとっては

歓迎すべきことであるというものだった。

 
さらにサームはザーブル城の弱点も知っているようで

ヒルメスもまたその助言を受け引き受けることを決める。

 
そしてギスカールにその事を伝えると共に

武器と糧食、パルス人の徴募の許可を得たことで

次々とサームの名に惹かれ兵達が集まってきていた。

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そんな中、サームは一人牢にて囚われの身である

アンドラゴラスのもとへ訪れていた。

 
四ヶ月もの間牢に入れられていたアンドラゴラスは

身体中に拷問の痕が生々しく残っていたが

その目はまるで堪えてない様子を見せていた。

 
サームは王であるアンドラゴラスに伺いたいことがあると

ここに訪れたようでそれは十七年前のこと、

陛下が兄であるオスロエス王を弑逆し王位を簒奪し

ヒルメス王子を焼き殺そうとしたのかについてだった。

 
私は王家に恩がありパルスを愛している故に

私の迷妄を覚ましていただきたいと語るサームに

アンドラゴラスも話す気になったようで

父であるゴダルゼス二世について語り出す。

 
アンドラゴラス曰く父は名君だったが

一つだけ欠点がありそれは病的に迷信深かったことを。

 
兄であるオスロエスも父王ほどではなかったが

予言や占星術を気にするところがあり

わしには理解しがたい二人だったと。

 
そんな父王は若い頃にある予言を受けたらしく

それは”パルスの王家はゴダルゼス二世の子をもって絶える”

というものだった。

 
あまりのことにそんなこと信じられないと声を上げるサームに対し

アンドラゴラスは信じなければよいものを信じてしまったのだと言い

父王は心乱れ理性を失った頭で

対策を立てなければと考え抜いたのだと語る。

 
ゴダルゼス大王陛下は何を・・・!?と問いかけるサームに対し

アンドラゴラスは古い王家ほど血が澱み

汚物が溜まるものだと告げるのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
ついに十七年前の真実が明らかに!?というところで

終わってしまった今回ですが

めちゃくちゃ続きが気になる終わり方でしたね。

 
まあ、アンドラゴラスの言い様から察するに

ろくでもないというかおぞましいことなのだと思いますが

一体どんなことが語られるのか・・・。

 
それはそうとやっぱりというかあの密書は

偽物だったみたいですね。

 
あのナルサスがそう簡単に渡すはずがないと思っていましたので

あれが偽物ではないかと疑ってはいましたが

まさか本物がまだ見つかっていないとは・・・。

 
ナルサスでもまだ見つけられないと言う事は

おそらくバフマンが誰にも見つからない様にしたんだと思いますが

それが場所なのか人なのかもわからないだけに

なかなかに厄介かと。

 
そしてアンドラゴラスが次回語るであろう内容にも関わるヒルメスですが

ついにパルス人の兵を率いて戦うことになりそうですね。

 
まあ、サームの名声があっての兵隊だとは思いますが

そのサームが従っている以上ヒルメスのものといっていいかと。

 
なんだかんだでヒルメスは知略でナルサスに及ばないとしても

武力はダリューンと同等レベルですので

本格的に兵を率いたら結構手強い敵になりそうですね。

 
今のところはあの狂信者相手という形になりそうですが

いずれアルスラーン達とも戦うことになるでしょうし

まずはお手並み拝見といったところでしょうか。

 
ともあれヒルメスも兵を徴募して

すぐ戦場へという訳にはいかないでしょうし

とりあえずアンドラゴラスが何を語るかに期待したいですね。

 
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