キングダム 574話のネタバレ＆感想になります。
第５７４話 解放者
内容ネタバレ
壁がロゾを討ち取った瞬間
誰もが唖然とした表情を見せていた。
しかしダントがようやく漢になったと笑みを浮かべ
兵達もようやく壁が敵大将を討ち取ったことを理解したのか
秦人、山の民問わず爆発したかのように歓声を上げていた。
壁の名が叫ばれる中、ロゾを討ち取った当の本人は
呆然としながらも自らが為したことを改めて確認し
そのまま倒れるように意識を喪い・・・！？
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壁がロゾを討ち取ったとの知らせは
すぐさま周囲に広まり楊端和やキタリのもとへも届いていた。
それを知ったキタリは自分が焚きつけたのにも関わらず
まさか本当にやるとはと漏らしていたが
楊端和は残された犬戎の兵士見ながら
問題はここからどうするかを考えていた。
一方、先だって戦場から離れた舜水樹率いる趙軍は
犬戎の城が襲われているとの判断から
あの城を取られるわけにはいかないと急ぎ向かっていた。
しかしようやくたどり着いた先にいたのは
いつもとは違う様子の橑陽城であり
城壁にいるのは犬戎ではなくエンポたち山の民だった。
舜水樹が考えていた以上に山の民の数が多かったことから
彼らがどのようにして集まったのかを理解する中
後方より犬戎軍が来たとの報せが届く。
その様子は城壁にいるエンポ達も気づくが
やって来たのは犬戎軍だけでなく
先頭に立っていたのは楊端和たち山の民だった。
困惑する趙軍に対し楊端和の傍らにいた犬戎の一人が
舜水樹のもとへ向かい告げたのは
犬戎は楊端和に付くという宣言だった。
ロゾ亡き後犬戎をまとめたと思われる男は
理由はいくつかあるがロゾと城を失ったこと、
さらに城には家族が人質になっていると語る。
山の民が城内の女子供に手を出さない事はわかっているが
圧政を強いていたロゾ亡き後
楊端和が”解放者”になると申し出た事を受け入れることにしたと。
奴は侵略者で利用しているだけだと舜水樹は告げるが
男はそれを理解した上で他の山界の他民族を一手に吸収していることから
楊端和が自分達を支配はしないとして
我々犬戎にとっても王たる王であると語る。
改めてお前達も敗れたのだと告げられ
今すぐこの地を去り鄴ではない方向へ行け、
そうせねば我々がまずお前達と戦わなければならないと
苦渋の言葉を告げるのだった。
橑陽戦十日目、橑陽城を山の民軍が占拠
趙軍は橑陽を離れた。
趙軍が離れた後外にいた山の民・壁軍も城に入り
そしてまずは食べ物にありついた。
キタリはこうもあっさり犬戎と和睦して大丈夫かと懸念していたものの
楊端和からそういっていたメラ族も今では頼りになる仲間だと言われてしまい
それ以上その事には触れなかった。
そうしてようやく目を覚ました壁が部下の肩を借り
楊端和の元へ姿を見せるがそこに待っていたのは山の民達からの
今回の立役者でありロゾを討ち取った英雄への称賛の声だった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
ようやく橑陽戦が終わりましたが
楊端和たちにとって最上とは言えないまでも
悪くない結果だったのではないかと思います。
壁のミスにより兵糧が焼かれると言ったアクシデントもありましたが
橑陽を落としたことにより戦略的にも兵糧的にも
随分とマシになったのではないかと。
橑陽城にどれだけの兵糧があるのか
そして他の戦場の現在が分からない以上
何とも言えない部分はありますけどね。
橑陽戦が終わった以上
次回からは別の戦場がクローズアップされると思いますが
おそらく信達のいる戦場になるかと。
鄴は包囲しているだけで動きはないですし
蒙恬のほうはなんともいえませんが
一番中途半端な形でいるのは信達の戦場で
特に王賁と亜光についてですしね。
亜光のピンチに亜花錦が乱入して撤退するも
馬南慈、尭雲に追いかけられて
そこに王賁が間に合うかどうかというところだったかなと。
まあ、信一人に岳嬰を任せて救出に向かった以上
間に合うとは思いますが
それでもどうなるのかわからないだけに気になるところです。
なんにしても橑陽での勝利は全体を通して
間違いなく大きいですので
とりあえずこの事態に李牧がどう動くのか
そして王翦は・・・という感じですかね。
それはそれとして次回についてですが
次号は休載とのことですので
続きは10/11発売の45号になるかと。
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