葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第120話 ネタバレ&感想 討伐祭

2023年12月27日発売の

週刊少年サンデー 2024年5・6合併号に掲載されている

葬送のフリーレン 第120話

ネタバレ&感想になります。

 

第120話 虚像の英雄

内容ネタバレ

 

勇者ヒンメルの死から31年後。

帝国領ボーネ村。

 

北部高原を抜け帝国領へ入った

フリーレン一行はボーネ村へ辿り着くも

村は慌ただしい様子を見せていた。

 

村人の話だと今夜丁度討伐祭が

開催されるとのことで

フリーレンはもうそんな時期なんだと

討伐祭について語る。

 

討伐祭は魔王が討伐された日に行われる

帝国のお祭りであり

盛大に祝われることから

おいしい物が食べられるかもしれないと。


その日の夜、久々においしい物が食べられると

嬉しそうにしていたフェルン達は

その盛大さに驚きながらも

フリーレンと共に街を歩いていた。

 

フリーレンは村長から

広場にあるヒンメルの像に触れると

ご利益があると聞いていたらしく

まずは広場へと向かうことに。

 

シュタルクは本当かよぉ・・・と

イマイチ信じていなかったものの

フリーレンは私は一応触れると笑みを見せる。

 

タダだし、なんかそういうの

やっておかないと損した気分になると。

 

その言葉を聞いたシュタルクは

フリーレンがミミックに引っかかる理由が

わかった気がする・・・と零しながらも

広場へと到着するがそこで目にしたのは

以前見た銅像とはまるで違うヒンメル像だった。

 

思わずって誰このおっさ・・・と言いかけるも

よく見ると勇者ヒンメルか・・・?と

判断に困るデザインを前に首を傾げてしまっていた。

 

フェルンも同様であり

シュタルクは改めて銅像へ目を向けるが

その違和感を口にする。

 

筋肉質だし顔つきもなんだか勇ましく

なによりこんな貴族みたいな服で

戦えるのか?と。

 

フリーレンはそんなシュタルクの

疑問に答えるように語る。

 

こういう変化は帝国では珍しくなく

大魔法使いフランメなんて

知らないおっさんになっちゃってるしね。

 

帝国は昔から英雄を祭り上げて

神格化する傾向があるんだ。

死んだ人限定だけどね。

 

この像も真新しい。

最近作られたものだろうと。

 

そんなフリーレン一行に

声を掛けたのは村長だった。

 

村長は素晴らしい象でしょうと

嬉しそうに語り始める。

 

勇者ヒンメル様の像が

だいぶ古くなっておりましたので

村人達に寄付を募ったのです。

 

勇者ヒンメルも天国で

喜んでいることでしょうと。


シュタルクはそんな村長に

像について話そうとするが

フリーレンはそれを止めると

挨拶をしてその場を離れながら語る。

 

祭りに水を差すようなことじゃない。

それに言ったって仕方のないことだと。

 

これは信仰であり

大陸の北部になればなるほど

勇者ヒンメルに対する信仰は大きくなっていく。

原型も残らないような虚像の英雄だと。

 

釈然としないと零すシュタルクだが

フリーレンはでもそれでいいと笑みを見せる。

 

ここに悪い人は誰もおらず

皆ヒンメルのことが大好きで感謝している。

 

だからああして立派な像も建った。

こんな格式ばった貴族みたいな装飾は

ヒンメルの趣味じゃないだろうけどねと。

 

それよりもせっかくの祭りなんだから

楽しもうとフリーレンが言ったことで

シュタルクとフェルンも

討伐祭を楽しむことに。

 

そしてフリーレンは皆と楽しんだ後

一人広場に戻り嬉しそうに像に触れ

懐かしむように昔の事を思い出し・・・。


魔王を倒した帰り道のこと

勇者一行が依頼を達成し

この村を離れようとした際

村の老人が子供達にその偉業を語っていた。

 

そこで勇者ヒンメルは

100mはあろうかという

大蛇を叩き切ったのじゃ!と。

 

すっげー!と歓声を上げる子供達の声を尻目に

一行は村を離れようとしていたが

ハイターはそんなことありましたっけ?と言い

アイゼンも同様だった。

 

確かにこの村で大蛇を退治したが

せいぜい10mくらいだったと。

 

ヒンメルは200mはあったと

さらに嘘を重ねることを口にし

ハイター達からからかわれるが

フリーレンはもっと深刻に

考えたほうがいいと苦言を呈す。

 

まだ魔王を倒した帰り道なのに

こんな噂が広がっているんだ。

 

その内尾びれと背びれがくっついて

いつかはそっちが真実になってしまうと。

 

ヒンメルはそうだねと

笑みを浮かべつつ語る。

 

こうしてゆっくりと

僕達の冒険譚は変わっていくんだ。

 

少し残念だけれども

どんなに伝聞や伝承が変わろうとも

僕達が成してきたことは変わらない。

 

くだらなく楽しい旅を続けて

最後には世界を救ったんだ。

それで十分じゃないかと。

 

像に触れたフリーレンは

そんなヒンメルの言葉に応えるように

そうだねと口にし

楽しそうに祭りに参加する村人に

目を向け笑みを浮かべる。

 

たとえ原型が無くなろうとも

この人達はヒンメルが救ってくれた

世界を称えているんだと。

 

あくる日、フリーレン達は

楽しかった祭りの事を話しながら

村を後にしていた。

 

シュタルクはフリーレンに祭りの最中に

村の爺さんから聞いた話について尋ねる。

 

勇者ヒンメルって1000mの大蛇を

叩き切ったってマジなの?と。

 

それを聞いたフェルンは

やばすぎでしょ・・・とドン引きしていたが

フリーレンは100倍になってる・・・と

フェルンとは違う意味でドン引きするのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

なんか久々に勇者ヒンメルの~で

始まった気がしますが

やっぱりこういうのは良いですよね。

 

今回から帝国領に入ったというのもそうですが

前回との話が切り替わったのを示すのに

かなり良い方法だと思います。

 

それにしても各地でヒンメルの像が

建っているのは知ってましたが

あの似てるんだか似ていないんだかわからない

ヒンメル像はなんなんでしょうね(笑)

 

ヒンメルがあの像を見たら

すぐさま作り直させるレベルでしたが

時が経つにつれてヒンメルの姿も

ああいった形での伝承の中でしか

わからなくなっていくんだろうなと。

 

それでもああいった形で残ることで

ある意味永遠にヒンメルの功績は

世界に残り続けるわけですから

それはそれでいいのかも。

 

まあ、なんにしても帝国領に入って

すぐに寄った村で討伐祭が行われていたのは

良かったのではないかと思います。

 

いきなり戦闘にならなかったのもそうですが

今までとは違う土地であるというのも

今回で多少なりともわかったのではないかと。

 

目的地は帝国領をさらに北上した場所で

魔王城が近づけば近づくほど

ヒンメルが勇者として何をしたのかが

どんどん明らかになってくると思いますので

これからどうなるのか楽しみです。

 

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