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ヴィンランド・サガ 最新 第142話 内容ネタバレ&感想 バルドルの願いと抜け道

2017年8月25日発売のアフタヌーン 10月号に連載されている

ヴィンランド・サガ 142話のネタバレ&感想になります。

 
第142話 バルト海戦役⑱

内容ネタバレ

 
投石機の攻撃がヨムスボルグから放たれたのを機に

ついに始まった戦争。

 
戦太鼓の音が戦場に鳴り響く中

レイフたちはバルドルに先導される形で牢から脱出し

歩きながら現在の状況についての詳しい説明を受けることに。

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バルドルは今このヨムスボルグは2つの軍団に囲まれており

それはヨーム戦士団の後継者をめぐる争いによるものだと語る。

 
その後継者として自分が選ばれたものの

それを不満に思った人たちが押し寄せてきているのだと。

 
しかしバルドル自身団長になりたいわけではないらしく

彼ではなく祖父であるフローキの決めた事だと

俯きながら話していた・・・。

 
話を聞いたレイフはバルドルが自分達を善意だけで逃がそうとしているわけではない事に

気付いていたようで自分達は何をすればいいのかと問いかけると

返って来たのは戦争をやめさせるように

なんとかトルフィンをなだめてもらいたいとのことだった。

 
あまりにも予想外だった言葉にポカンとするレイフたちをよそに

バルドルはトルフィンの方が団長に相応しいと考えているらしく

自分が祖父を説得するための時間が欲しいのだとして

1年くれればきっと平和的に団長の座を譲るとトルフィンに伝えて欲しいと語る。

 
ようやく我に返ったエイナルはトルフィンは団長にもならないし

戦争もしないと反論するがバルドルによると包囲軍は使者を通して

我らの首領トルフィンこそヨムスボルグの主だと主張しているとのことだった。

 
興奮気味にそいつらは嘘をついていると声を上げるエイナルを落ち着かせたレイフは

バルドルにあまりにも自分達の知るトルフィンらしくないことから

君の情報は間違っているかもしれないと語る。

 
そしてトルフィンがこの戦争に関わっていない場合

君の期待には応えられないかもしれないとして

その点を了解してもらいたいと告げられたバルドルは

その場合は仕方ないと考えたのかわかりましたと返していた。

 
その上でバルドルは結果はどうでも

皆さんはヨムスボルグを脱出したほうがいいとして

外へと繋がる抜け道へと案内することに。

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その抜け道となる井戸はいつからあるのか誰も知らない古いものらしく

中の水は地下水ではなく砦のすぐ横を流れるジヴナ川から水道を引いており

地下にある横穴を通って城壁の外へ出られるとのことだった。

 
それはバルドルと数人の召使いしかしらないヨムスボルグの重大な秘密と言えるものであったが

バルドル曰くいざとなったら埋めればいいとのことで

彼の好意のもと外に出られるか試してみることに。

 
ヨムスボルグ内に火矢が撃ち込まれている一方

潜って確かめたエイナルに続く形でレイフも井戸の中へ。

 
そんな彼らを見送り俯くバルドルにグズリーズは

見ていられなくなったのか自分達と一緒に来ないかと誘っていた。

 
本当にイヤなことからは逃げちゃってもいいと語るグズリーズに対し

バルドルは逃げること自体考えたこともなかったようで

思わず呆然と空を見上げてしまっていた。

 
しかしそうした中、火を消すために兵士達がこの井戸へと姿を現したことで

ここにバルドルがいることがバレてしまうことに。

 
見つけた兵士はバルドルにすぐさま部屋へと戻るようにと告げると同時に

そこにいたグズリーズを下女だと判断したのか

お前もだ、バルドル様をお守り申せと申し付け・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
トルフィンを良く知るものにとって

彼が戦争を引き起こすなんて考えられないですが

ヴァグン軍やトルケル達にとってはそれが大義名分なんでしょうね。

 
トルケルのところにトルフィンがいるわけもないので

あからさまに嘘とわかるものではありますが

フローキ達にはそれが嘘か本当かも判断できないでしょうし

トルフィンの意志を別にすればいい方法だと思います。

 
それにしても結局戦争が始まってしまったわけですが

これってどういう風に決着をつけるのかイマイチ読めないですね。

 
普通に考えればどちらかの軍勢が全滅もしくは退却すれば

その時点で勝敗が決まるのだと思いますが

トルフィンが関わる以上そこまではいかないような気がします。

 
一番分かりやすい形でこの戦争を終わらせるならば

どちらかの大将を討ち取るのが分かりやすいですが

トルフィンが誰かの命を奪うなんて思えませんしね。

 
そしてさらにトルフィンは呼んだ張本人であるガルムとの戦いは避けられないとは思いますが

この戦いにしても結局最後どうなるのか読めないですし

色々こうなるかもとは思っても全く違う結末になりそうな気がします。

 
まあ、先が読めない展開こそ一番面白いところでもありますので

予告にあった通りトルフィンがヨムスボルグに到着してからが

本番といっていいのかもしれませんね。

 
私的にはトルフィンの掲げた志のままに彼が誰の命も奪わずに

この戦いを終えることを願ってますが

問題はやっぱりガルムが諦めてくれるかどうかにかかっている気がします。

 
戦うのは避けられませんがどうにかして動けなくさせることに成功すれば

なんとかなりそうな気はしないでもありませんが

相手が相手だけにそれも難しいでしょうしね・・・。

 
どちらにしてもトルフィンが本当の意味で父と同じようになれるかどうかが

この戦いで分かると思いますのでその辺りに期待したいですね。

 
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