3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 130話 ネタバレ&感想 夏の日の思い出と両親の記憶

2017年1月13日発売のヤングアニマル 2号に連載されている

3月のライオン 130話のネタバレ&感想になります。

 
第130話 真夏の底 ヤングアニマル 2号掲載(2017)

内容ネタバレ

 
暑い日差しが照り付ける夏の日、

あかりはいつものように相米二の店の手伝いをしていた。

 
しかし最近のあかりは一度倒れてしまった相米二の負担を少しでも減らす為なのか

銀座の店やら三日月堂の手伝い、さらには家族の世話までこなしているようで

思わず相米二に注意されるほどブラックに動いていた。

 
相米二はそんなあかりに対し頑張るのは立派だと認めながらも

あかりの体調を心配し体壊してからじゃ遅いんだぞと言い聞かせ

あかりもまた相米二の言う通りに一先ずモモの迎えまで家で少し休むことに。

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家に戻ったあかりはやっぱり体は正直なのかうつらうつらとしながら

お日様が出ている時に横になる罪悪感と多幸感を感じながら

布団に横になるが以前祭りのときに林田と島田に支えてもらった時の事を思い出していた。

 
その夜の事を楽しかったなと思い返し

また会いたいなと思っていたところに銀座の店に会いに来てくれて

嬉しかったなと笑みを浮かべていた。

 
そして転びそうになって誰かにつかまえてもらったのなんて

子供の頃以来だと父と母と一緒に祭りに行った時の事を思い出す。

 
しかし記憶とは厄介なものでいい思い出と悪い記憶は複雑にからみあっていて

いらない所を切り取って捨てられるそんな都合のいい機能はなく・・・。

 
お父さんは何度か帰らなくなった時期があった。

最初の時はひなが産まれることになり戻ってきたが

モモの時にはもう戻ってこなかった・・・。

 
17歳の娘の目から見ても父の心が戻らないのは明らかだったが

それでも母は最後の最後まで父との別れに全身全霊で苦しみ

人を好きになるというのはこんなにも恐ろしいものなのかと・・・。

 
そんなふるえるような最後の日々を母の目を通して見ていた私は

「人を好きになる」という一生分の恐怖をあの時期味わってしまったのだと思う。

 
そして父は消え、母は去り、私はこのむし暑い部屋で一人セミの声を聞いている。

父の事を思い出すと今も手脚が冷たくなるけれど

支えてもらったお腹と二の腕だけはぼんやりとあったかくて

少しさみしいとあかりは思うのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
なんとも切なくなるような今回の話でしたが

とりあえず一言言わせてもらうとしたら

全部、誠二郎(妻子捨男)が悪い!
 
今回の話であかりが恋愛というものについて

どう思っているのか感じているのかが少し分かりましたが

あんな父親を見てればそう思うのも分からなくもないなと。

 
もちろん母親のほうもあんな父親に惚れてしまった挙句に

亡くなってしまった以上悪いといえば悪いんですが

もう亡くなっている以上文句も言えないですしね。

 
それにしても改めて思いましたが

あかりさんは優し過ぎるのが欠点ですね。

 
もちろん優しい事は悪いことばかりではなく

十二分に魅力的な部分でもあるんですが

言ってみれば相手が悪かったとしか言いようがないですね。

 
人の気持ちがまったく理解できていないあの父親から

あんなにも優しい娘が出来たことに驚きますが

あの父親のいる家庭にとってはプラスにはならないかと。

 
そんな彼女だからこそ川本家が平和なわけですが

その分彼女の人生は聞こえは悪いですが犠牲になっているとも言えるわけで

手放して称賛できることではないでしょうね。

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それにしても今回の話を読んで思ったんですが

あかりさんは今まで恋人作った事ないのかもしれませんね。

 
両親の関係で人を好きになるということの悪い面を見てしまったためか

一生分の恐怖を味わってしまったとのことですし

ひなちゃんやモモちゃんの世話とは別にそういったことに触れないように

過ごしてきたんじゃないかと。

 
別に恋人を作らなくちゃいけないわけではありませんが

あれだけの美人さんですし、やっぱり損をしているのは間違い無いと思います。

 
まあ、でも島田さんと林田先生の影響からか

あかりさんにもちょっとした変化が生まれているみたいですし

親ではないんですが正直ちょっと嬉しかったというか安心したというか。

 
別に二人のどっちかとしか付き合っちゃいけないわけじゃないですし

他にも彼女にアタックしてくる男共もかなりいるとは思いますが

それでもあの二人の存在は良い影響を与えているのは間違いないと思います。

 
そういえば島田さんと林田先生が銀座の店にやって来た時の事が

少し描かれていましたが特に言及されていたわけじゃないので

林田先生が酔いつぶれたことも特に問題なかったみたいですね。

 
まあ、話が話なのであえて今回はあっさりした感じで描いたのかもしれませんが

最後のページにあった二人の顔はどちらも笑顔だったので

あれが原因でダメになるということはなさそうです。

 
なんにしても父親の影響もあって

自身の恋愛に色々思うところがあるのはわかりますが

この漫画のファンの一人として

やっぱりあかりさんには幸せになってもらいたいので

少しづつでもあの二人がその心を解してくれることを願っています。

 
ちなみに次回ですが予告を見る限り次号には連載されない可能性が高いので

続きは4号以降になるかと思います。

 
それと今回はアニメが絶賛放送中だからか

別冊として放送中のパート6話分がついています。

 
さらに三姉妹役の声優さんたちのとのクロストークもありましたので

そのうち単行本かファンブックに載るとは思いますが

まだ見ていない方はチェックを!

 
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