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3月のライオン アニメ 第13話 内容ネタバレ&感想 島田八段との対局

3月のライオンアニメ 1月14日放送のアニメ版3月のライオンの第13話の内容ネタバレ&感想になります。

ネタバレはあくまでも詳しくなりすぎず

流れを理解できるくらいの内容となっておりますので

詳細が知りたい方はいずれ出るDVDやBDを購入することをオススメします!

 
第13話 黒い河➁/扉の向こう

内容ネタバレ

 
<Chapter.26 黒い河➁>
朝目覚め頭の中で将棋について考えながら朝食を食べたスミスは

時間となりさて、いくかと準備を整え対局の為将棋会館へと向かう。

 
寒空の中、歩きながらあの後将棋会館で一度見かけた時の事を思い出していた。

一心不乱に棋譜を調べ控えを取っていた零に声をかけようと思ったが

その険しい表情を見てやめた。

 
そんな彼が集めていたのは島田八段と後藤九段の棋譜であり

そこに自分が含まれていなかったことに今更ながら腹を立てていた。



自分には後藤を破って島田と向かい合うビジョンは思い浮かばなかったが

だけどそこが問題であり零の見たビジョンはただのムシのいい思い込みとも違い

自分の力量は残酷なまでに胸のどこかで計っている、それが計れてこそのプロなのだと。

 
「勝てるかもしれない」と思える人間が

そのまま「勝つ可能性のある」人間だったりすることから

つまりそーゆー事なのだと思いながらも

そっからもさらに生き汚く「勝ち」ににじり寄ろうとするのもプロであると考えていた。

 
後藤が重く堅いとするならばオレは軽く広くが持ち味であり

後藤との対局は二度目だが前回は慣れない指し方に身軽さを失い惨敗。

 
そして踏まえた上で二度目となる対局となるが

今回スミスは自分の得意な型でぶつかることに決めていた。

 
一撃喰らったら最後で1mmも集中を欠くことが出来ないが

100%勝敗が決まっている対局もまたな絶対ないのだと。

 
雨が降り続ける中、指し続けるスミスだが

後藤はいくら傷をつけてもくずれずそれどころか自身の手が伸びなくなり

そしてその一撃がきた。

 
読めない一手に必死に食らいつくが

あっという間に水底まで引きずり込まれたかのように為す術がなくなってしまい

自身の口から負けましたとの言葉が出ていた。

 
感想戦となり後藤はスミスに一言軽いなと言い

途中の指し手を振り返りながら身軽さが信条なら迷うなと告げる。

 
そして感想戦が終わり一人公園で缶コーヒーを飲んでいたスミスは

後藤から言われた言葉を思い返しながらザマぁ~ね~なと愚痴っていた。

 
彼の言葉はスミスの中にあった憑き物も同時に落としてくれたらしく

色々文句を言いながらもモテんだろうなと思わず口にしてしまい

もやもやをぶつける様にすげ~腹立って来た呟いていた。

 
飲み終わった缶を潰したスミスはくずかごに向けて

Aコース(入ったら)お姉ちゃんのいる店で飲んだくれる、

Bコース(はずれたら)家に帰って布団をかぶってワンワン泣くことを決め

持っていた缶を蹴り飛ばすが結果はどれでもなく植垣の中へと飛んでいった。

 
なんともやりきれない表情でため息を吐きながら缶を回収すべく

植垣の中に向かうスミスだがそこには段ボールと一緒に棄てられた一匹の子猫がいた。

 
これはよもやのCコースかと項垂れながらもどうするかと悩むが

ミーッという子猫の泣き声に観念したのかコートの中に押し込み

しきり直しだ、俺もお前も一からなと呟き子猫を連れて帰るのだった。

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<Chapter.27 扉の向こう>
あれは後藤の挑発だとわかっていながらもやるしかないとして

それにはまず今日勝たないと何も始まらないと

対局相手のことを考える零。

 
島田開八段A在位5年、いくつも棋譜を並べてみたが特徴は見えてこず

得意戦法も苦手なのもつかみどころがなかった。

 
将棋会館へと向かう途中零は

対局したことはないが子供の頃、子供将棋大会のイベントで講師で来ていたのを

見たことがあり、ひどくやせてて背が高くて静かに話す人だったと思い出す。

 
自分は勝ち続けていたから遠くから見ただけであまり印象は残ってないが

勝つ将棋というより負けない将棋を指す人だとして

こういうタイプの人との対局は長くなり苦手だと感じていた。

 
そして対局室で島田を待ちながらイライラしたらダメだ、努めて冷静にと思っていたが

頭の中にはもらったばかりなのよ、後藤にと話す香子の姿が思い浮かび・・・。

 
ここで負けるわけにはいかない、どうしてもと思いながら

零が先手となって対局が始まる。

 
序盤は定跡通りに進み、さあ開戦だ行くぞと仕掛ける零だが

指していくうちに何か指しにくいなと感じていた。

 
そしておかしいなと思いつつ盤面を見ると

攻めていたはずなのにいつの間にか守りになっていることに気づくが

指すにつれて状況はどんどん悪くなっていった。

 
それでも指し続ける零だったが島田からの厳しい一手を前に

目の前にあった見えないガラスが弾けた瞬間

初めて対局相手である島田の姿をその目で見ていた。

 
島田は初めてこちらを向いた零に対し

やれやれ・・・やっとこっちを見たなと声をかけながら

対局前にあった二海堂との会話を思い出していた。

 
熱があるのにも拘らず兄者と声をかけてくる二海堂を連れ

人気のない場所まで移動した島田は坊と呼んでいる彼から

桐山のアタマをカチ割ってやって欲しいとお願いされ・・・。

 
何を言うかと思えば、またやっかいな事を・・・と思い返しながら

頭を掻いた島田は、零にじゃあ、続けようかと笑みを見せるのだった・・・。

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感想

 
スミス視点で始まった今回ですが

なんていうか後半の零も含めて

若手がベテランにひねられたという感じでしたね。

 
後藤はともかく島田さんはベテランと言うのにはちょっと若いですが

見た感じそんな感じだったのではないかと。

 
なんにしてもスミスにしても零にしても

この対局で今後に繋がる何かを手に入れるわけですから

この一局は大事な一局だったのではないかと。

 
それにしても後藤もそうですが島田さんにしても

あんな風に風格というか凄みみたいなものは一体いつ身に着けたんでしょうね。

 
今回スミスが後藤の年齢を41と言ってましたし

確か島田さんも30代だったと思いますが

その年齢であの空気はすごいなと。

 
まあ、それだけ彼らの人生が濃かったというか

そういうものを身につけるだけの道を歩いてきたんだと思いますが

決して楽な道ではなかったんだろうなと改めて思います。

 
それにしても体調が悪い中、兄弟子である島田さんに

零のことを頼みに来る二海堂ですが

本当に零のことを考えてくれているんだなとその関係をちょっと羨ましく感じます。

 
まだ一方通行に近い二人の関係ですが

まさに心友なんだろうなと思います。

まだイマイチ二海堂の熱に臆している様子の零も

いずれその存在に感謝する日も近いのではないかと。

 
なんにしても次回は見事に頭をカチ割られた零が

色々苦悩の日々を送ることになる回だと思いますので

その辺りを楽しみにしたいなと。

 
楽しみというとちょっと悪いですが

これを乗り越えた先に零の棋士として人間としての成長があるわけですから

やっぱりその辺りは楽しみとしか言いようがないかなと。

 
さらにその苦悩の日々を送る零に対して

林田先生の先生らしい部分が垣間見える回でもありますし

それをどんな風にアニメ化されるのかも気になりますしね。

 
そんな感じなのでちょっとテンション的には暗い感じが多くなる回ではありますが

そういう描写もこの作品の見どころだと思いますので

次回の放送も期待したいと思います。

 
ちなみに14話となる次回の放送についてですが

放送時間が10分遅れるそうで23:10からとのこと。

お間違えの無いように。

 
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